水泳肩

水泳肩とは、文字通り泳ぐ動きによって発生する肩の痛みのことを指します。
肩峰下滑液包炎や腱板損傷といった外傷は水泳競技によって起こりやすいため「水泳肩」と呼ばれています。
主にクロールやバタフライのような肩の可動域いっぱいに腕を動かす泳法によって肩に痛みを引き起こします。
筋肉の柔軟性不足やフォームの崩れがあると肩関節を構成している筋肉や靭帯が伸ばされ、肩甲骨や上腕骨と擦れ合うことで炎症が起こりやすくなります。
原因や不調内容について、下記で詳しくご説明します。

水泳肩は、一般的に「オーバーユース(使い過ぎ)」によるものです。
肩・肩甲骨周りの筋力不足、体幹・股関節の柔軟性不足、フォーム崩れなどが影響し、骨同士の衝突や筋肉・腱の損傷などさまざまな問題が発生します。
クロールやバタフライといったストローク動作の多い泳法では、肩関節の「内旋」という腕を内側に捻る動きが多くなります。
内旋では、上腕骨とそこに付く上腕二頭筋、棘上筋、棘下筋が擦れ炎症を起こすことがあります。この炎症が続くと腱が肥厚し、伸縮性が低下して可動域が狭くなるため、腕の動きが悪くなってしまいます。
また、原因は肩だけにある訳ではありません。
特にクロールには「ローリング」という動きがあります。
上半身を捻り、水から受ける抵抗を減らすために行われる動きで、この動きには体幹と股関節の柔軟性が欠かせません。
体幹や股関節が硬いことで、腕が抵抗力を逃すことができず、肩の筋肉に強い負荷が掛かってしまい肩を痛めることもあります。
筋力の弱い、小・中学生や女性選手に水泳肩は多く見られるため、練習量の管理には気を付ける必要があります。

水泳肩は、初期ではトレーニング後に肩関節周囲へ違和感が出現し、次第に肩関節前面の痛みに変わってきます。
進行すると動かすだけで肩関節全体に強い痛みが現れ、さらに酷くなると安静時に肩を下ろしているだけでも痛みが出るようになります。
水泳肩には2つの怪我に分類されることがほとんどです。

①腱板損傷
腱板とは「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」という肩の筋肉の集まりを指します。
この腱板が繰り返すストローク動作によって骨や筋肉が引っ張られたり、関節に挟まれたりすることで、腱が剥がれたり切れてしまう怪我になります。
腱板を損傷すると腕の上げ下げに痛みが出たり、痛いほうの肩を下にして寝るのがつらいといった状態になります。

②肩峰下滑液包炎
肩峰の下には、腱板を守るために「滑液包(かつえきほう)」と呼ばれるクッションがあります。滑液包は関節をスムーズに動かす役割も担っていますが、この滑液包が肩峰と上腕骨に繰り返し挟まれることで炎症が起こり、痛みや可動域制限を起こします。

秋田市 にこにこKARADA整骨院では水泳肩などの急性外傷に対し、痛みの程度やお身体の状態をカウンセリング・検査でしっかりと確認し、安静にするために必要に応じてテーピングなどで固定を行います。
炎症が強い部位に関してはハイボルテージ施術や超音波、レーザー施術などの電気機器による施術を行い、さらにアイシングやストレッチ指導でホームケアのお手伝いもさせていただきます。
また、全身の歪みや不良姿勢により筋肉に過度な負担が掛かっていると判断した場合には骨格矯正や筋肉調整を行い、全身のバランスを整えていきます。
秋田市 にこにこKARADA整骨院では、痛みが起きている部位だけではなく、上半身や下半身のバランス、身体の使い方の癖などを見させていただきながらさまざまなアプローチを行い、早期回復・再発防止・パフォーマンスUPに努めさせていただきます。

秋田市で水泳肩にお悩みの方はぜひ1度、にこにこKARADA整骨院までご相談ください！

水泳肩Q＆A｜秋田市 にこにこKARADA整骨院

Q.小・中学生でも整骨院でみてもらえますか?
A.はい、もちろんです。
秋田市 にこにこKARADA整骨院には、小さなお子様から高齢の方まで幅広い年代の方がお越しになられます。
スポーツによる怪我から慢性的な痛みまで様々な不調に対応しておりますので、お身体のお悩みがございましたら何でもご相談ください。

Q.水泳肩でも保険は使えますか？
A.1度お越ししていただき、カウンセリング・検査等をさせていただいた上での判断になります。
是非1度、秋田市 にこにこKARADA整骨院までご相談ください。

Q.野球肩に対してはどんな施術をしますか？
A.秋田市 にこにこKARADA整骨院では、不調の緩和のみを行うのではなく、不調の原因からアプローチをすることで改善と再発防止までを含めた『根本回復』をコンセプトとした施術を行っております。そのため、お客様お一人おひとりの状態に合わせて手技や鍼灸施術、電気施術、矯正施術などを組み合わせてアプローチいたします。お気軽にご相談ください。